ホピの予言をみて

ホピの予言、ずっと見たいと思ってた。

 

アサバで見れたのも何かご縁があったのだろう。

 

保養キャンプのチラシをたくさんもらってもらった。

 

頭ではぼんやり知っていたけど、

アメリカの原子力発電所や、イラク戦争あとのイラクと

同じようにウランを掘り出す過程でも被爆している人達が

映像でくっきりと映し出されていた。

映画ができたのが1986年、私が生まれてからずっと

ウランは掘り出され続けている。

「全人類にとって母なる地球の聖地であるこのホピやディネの土地を

 破壊し、彼らを被爆させながら、それを平和利用という名で消費

 し続けている日本とアメリカの姿、いや人間の持つ貪欲というものの姿

 わたしはそこに見たような気がした。わたしはトーマスがこの土地

 で起こっていることを見なければいけないと言った意味がやっと

 分かってきた。それはまさしく、近代文明を押し進める人間の心の

 あり方を鏡のように写し出している土地だった。

 わたしたちは何も悪いことはしていない、決して誰も他人を傷つけたりは

 していない、と誰もがそう思っている。しかし、わたしたちが多くの

 金や物、それによって得られる豊かさを維持し続けようとすればするほど、

 それはまさしくこのインディアンたちを絶滅させることに加担するという

 ことになっていってしまうこの現代社会というものの構造に、

 わたしたちは互いに気づかなければならない。

 それらは直接に多国籍企業やその他の経済機構とつながり、

 彼らが利益を得るためにわたしたちの心や身体や、

 いのちはコントロールされているのだ。それに気づかないほど、

 わたしたちの心は汚染されてしまっているのだろうか。

 フォー・コ−ナーズの破壊されていく姿を追いながら、

 私は何度も絶望的な気持ちになっていった。」

 宮田 雪さん 未来へつづく道 より

 

彼等はトウモロコシの種を植えるための棒が一本あればいいと

いうくらいの質素な生活をしていた。

福島で自然農をしていた人達と一緒だ。

自然によりそって暮らしたいだけなのに。

いつの間にか「お金がない、貧しい人」と見なされて、

いつしか「お金を稼がないといけない」と思わされる。

 

6.29の首相官邸に行くデモの準備で書いたイラストには、

38億年の生命の歴史を絵で書きたいと思ったけど、

地球カレンダーを参考にすると

多すぎて無理だったので、知っている動物だけにした。

 

地球ができてから今までのことを1年のスケールにまとめた

地球カレンダーによると地球ができてから人類が

誕生するのが12月31日の23:37だそうだ。

そして1月1日には滅ぶだろうと予測されている。

 

大学のときに古生物に興味があった友だちはこう言った。

「いままで何種類の生物が繁栄して滅んでいるのだから、

   やがて人類も滅びる。環境問題でよく地球を救うっていうけど、

 地球は滅びないし、地球の表層で人類が滅ぶだけ。

 だから私は今日を楽しく生きる。

   何世代も先のことなんて考えられない。」

 

それに対して、私はなんとなく違和感を感じつつも、

やがて遠い未来、10億年後に自分が生きてもいないのに

生命が消えてしまうことがとても怖いと思った。

 

どうして、私達は生きているのか?

やがて滅びる運命なのに。ときどきそれがすごく怖く感じる。

真っ暗な宇宙の中、いくら繁殖して増えても、

地球でいのちはひとりぼっちのように感じる。

 

ホピの予言をもらった人達も、あんな怖いことが起きる起きると

知らされたら、初めはパニックになってしまうのではないだろうか。

それでも、淡々と毎日を自然と伝統文化の中で、

世界の平和を祈りながら暮らしている。

 

先住民族の人の暮らし方に、

私の中の恐怖を和らげるヒントがあるように感じた。

手をつないで、円をつくって、人とのつながりを感じること、

自分がいまここにあること、

食べ物や水や自然があることに感謝の祈りを捧げること。

地球を人格を持った一人の女性と見なし、敬うこと。

 

精神的な安らぎが、平和に生きるためにすごく必要なんだなと感じた。

そしてホピの平和宣言これは本当に読むと泣けてくる。

 

 

 

いかに地球に生きるべきかという知識を絶やさないでいる人達。

 

チベットの人達と交流があるというのも初めて知った。

 

ネパールはいつか行ってみたいと思う。