発達しつづけるいのち

子どもがピタゴラ装置が好きな理由

スイッチが入ると重力にしたがって、
僕たちは発達し始める。
設計図にしたがって
ドミノ倒しみたいに
お腹の中で
進化の過程を辿る
心臓 目 耳 手 足
つくられていくのが
本当は嬉しかったはずだ
生まれてくることが
うれしかったはずだ
新しい経路を開発して
たんぱく質を修飾できることが
つくってもらった最新のカラダを使うのが
世界を味わえることが
うれしかったはずだ
それらのすべての設計図を読みとかない限り
遺伝子操作は小手先ではできない
僕たちの科学は全然発達していない
何かに役立てようとしている限り